はじめに
業務フローと課題が整理できたら、次は**「ERPに何を求めるか」**を明確にするフェーズです。機能要件・非機能要件をリスト化し、ベンダー向けのRFI(情報提供依頼)やRFP(提案依頼書)を作成する——この作業も、従来は膨大な工数がかかっていました。
ERPilotは、要件管理とRFI/RFP作成をシームレスに連携させます。
機能要件管理——業務フローと直接連携
要件の属性
- 要件名・カテゴリ・重要度(1〜5)・ステータス・説明
- ステータス:未着手 → 確認中 → 確定 → RfPに反映
- 業務フローのノードとの紐づけ
RFPビルダーとの直接連携
「RfPに反映」ステータスの要件は、RFPウィザードに自動取り込み。要件一覧とRFPの二重管理が不要になります。
その他
- 高度フィルタリング(キーワード・ステータス・重要度・カテゴリ)
- 承認機能・変更ログ
- Excelダウンロード(出力項目選択対応)
非機能要件——性能・セキュリティなどを体系化
カテゴリ別に管理します。
- 性能・可用性・セキュリティ・スケーラビリティ
- 運用性・移行・サポート・インターフェース
目標値・現行値・備考、重要度(1〜5)、ステータスを管理し、RFPビルダーと連携します。
To-Be提案——業務改善案を記録
業務改善提案を記録・管理。インパクト(高・中・低)、ステータス(検討中・採用・見送り)、業務分類との紐づけに対応。Excelダウンロードも可能です。
RFIウィザード——8ステップで情報提供依頼書を作成
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | 基本情報(文書番号・バージョン・発行日・回答期限) |
| 2 | 自社情報(会社名・従業員数・売上高・利用規模等) |
| 3 | プロジェクト背景・目的 |
| 4 | 対象業務領域(チェックボックス形式) |
| 5 | 現行システム環境 |
| 6 | 主要確認事項(カスタマイズ可能な質問リスト) |
| 7 | 回答要件 |
| 8 | 送付先・留意事項 |
- Word(.docx)出力対応
- ステップごとの進捗バー表示
- 入力データはDBに自動保存
- RFPビルダーへのデータ引継ぎ
RFPウィザード——12ステップで提案依頼書を完成
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | 基本情報(RFI番号との紐づけ・関連文書管理) |
| 2 | 自社情報(RFIから引継ぎ・編集可) |
| 3 | 対象業務領域(RFIから引継ぎ) |
| 4 | 現行システム環境(システム連携一覧テーブル) |
| 5 | プロジェクト概要・スケジュール(タイムライン可視化) |
| 6 | 機能要件(要件一覧と直接連携) |
| 7 | 非機能要件(非機能要件一覧と直接連携) |
| 8 | 提案要求事項(4セクション・カスタマイズ対応) |
| 9 | 費用見積テンプレート(初期/ランニング/オプション/TCO 5年間) |
| 10 | 評価基準(7観点100点制) |
| 11 | 提出要領(提出物チェックリスト・プレゼン要項) |
| 12 | プレビュー・出力 |
出力形式
- Word(.docx)/ PDF 出力対応
- RFIデータからの自動引継ぎ
- TCOを初期費用+ランニング費用から自動計算
データの流れ——選定プロセスの一気通貫
業務フロー・課題
↓
機能要件・非機能要件(「RfPに反映」でマーク)
↓
RFIウィザード(8ステップ)→ Word出力
↓
RFPウィザード(12ステップ)→ Word/PDF出力
↓
ベンダーへ送付
要件一覧とRFPが常に同期しているため、**「要件を更新したのにRFPに反映し忘れた」**というミスを防げます。
まとめ
ERPilotの要件・選定機能は、業務フローから要件へ、要件からRFI/RFPへと、データが自然に流れる設計です。ウィザード形式で段階的に入力でき、Word/PDF出力でそのままベンダーに送付可能。要件定義の工数削減と品質向上の両立を目指しています。
次回(最終回)は、ベンダー評価、チーム協業、料金プラン、導入の流れをご紹介します。